夏バテに効果的! 無農薬の梅で作る梅シロップと梅ブランデー酒!

「今年は七山村(佐賀)の無農薬栽培の梅が手に入るよ〜!」とは、近所のカフェのオーナーAちゃん。「じゃ、3キロお願い!」ということで、5月下旬の某日、我が家に無農薬の梅が届きました!
 

一年の梅仕事! 青梅は50℃洗いで一気にあく抜き


「例年になく、今年の青梅は小ぶりよ!」。その言葉通り、直径2㎝ほどの青梅が3キロ届きました。ちょっと傷があるものの、そこは無農薬栽培だからこそ。ご愛敬です。

ネットからかわいい青梅たちを出して、通常であれば水に長時間浸してあく抜きをするところですが、私は50℃洗い。そういえば、まだこのサイトでは50℃洗いの解説をしておりませんでした。50℃洗いは「薬膳うちごはん」ではかかせない、調理テクニックのひとつですので、近いうちに説明した記事を作成いたします。さて、話は梅に戻り…


青梅を50℃洗いにします。やり方は実に簡単。写真のように、50℃のお湯に浸しておくだけでOK。時間も10〜15分ぐらい。すると、不思議なことに実は心持ちふっくらとして、青梅独自の爽やかな香りがふわ〜と漂ってきます。うちはボールだけでは足りなかったので、ルクルーゼのフライパンも登場。青梅のあく抜き以外にもさまざまな食材を元気にさせる「50℃洗い」、おすすめです。

青梅はナマで食べるなかれ! アミグダリンという毒が入っている


あく抜き後の青梅は、竹串で一つひとつのヘタをとっていきます。ちょっと面倒ではありますが、音楽CD1枚聞き終わるころには確実に終わる作業です。

ヘタをとっている最中、ナマの青梅ってどんな味がするのかな? ちょっとかじってみようかな? といった衝動に駆られても決して食してはいけません。なぜなら、青梅にはアミグダリンと呼ばれる青酸配糖に毒性があるからです。アミグダリンそのものが人体に悪影響を及ぼすのかといえばそうではなく、アミグダリンが体内にある酵素で分解されると青酸を発生させて中毒を起こす可能性があるといわれています。症状は主に嘔吐や腹痛、下痢といったものですが、大量に食べる(目安は大人で300個、子どもで100個)と呼吸困難や痙攣まで起こすそうなので、どうぞご注意ください。


今年は梅シロップに梅ブランデーを作りました!


さて、昨年の梅は普通の梅酒作りで終わりましたが、今年は少し趣向を変えて、梅シロップと梅ブランデーを仕込みました。といっても、瓶に入れるだけなのですが…

【梅シロップ】は、600gの青梅に500gの氷砂糖を入れるのみ。このまま冷暗所においておきます。続いて
【梅ブランデー酒】は2.5キロの青梅に、ブランデー1500mlを瓶に入れただけ。


梅の薬膳データは、体質的に陰虚、五性は平、五味は酸、渋、帰経は肝、脾、大腸になります。梅は消化吸収をうながして水分代謝を正常化し、食欲を高めてくれるので夏バテにも最適です。先に説明した青梅の毒性は、梅酒や梅干しなど加工することで毒は分解されるのでご安心を! 

 

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