梅雨から夏にかけてのおすすめの薬膳粥、今回は“緑豆”について

今年(2016年)の梅雨前線は、とびっきり九州がお気に入りのようです。奄美大島は早く梅雨明けしたというのに、九州本島はなかなか明けません。天気予報では今週もまた降るもよう。せめて被災地の熊本、大分ぐらいは早く梅雨が明けてくれればいいのですが…。さてさて!

朝ごはんにおすすめ、【薬膳うちごはん】の薬膳粥

朝粥昨日の雨天から一転、梅雨の晴れ間を期待したのですがあいにくの曇り。分厚い雨雲が近づいてきていて、今にも泣き出しそうな福岡です。かといって気温は下がらず、ジメジメ度はマックス。手足も無駄に熱く、身体の中に熱がたまっているようで、身体も気持ちもどんより重い。いつものハツラツさもどこへやら? イヤイヤ、こんなテンションで貴重な時間を過ごしてはもったいない! とキッチンへ立ちました。

写真が今日の朝ごはん。

・薬膳粥(緑豆粥)…玄米を精米して土鍋でコトコト。緑豆以外に薏苡仁も入っています。
・お味噌汁…具材は赤ワケギ、シメジ、ワカメ、今日はとうもろこしみそを使いました。
・だし巻き…久々に銅鍋で巻きました。薄口醬油、赤酒、ネギ入り。
・辛子明太子…遊香さんの博多辛子明太子。

朝ごはんの定番であるいつものお魚はなく、実に質素な朝ごはんでしたが、食べ終わる頃には汗だく。薬膳粥を食べるとなぜ身体が汗ばむほどポカポカするのかといえば、以前<こちら>でも詳しく書きましたが、粥を作っている時に出てくるドロドロ、ねっとりの米油にあります。これは高麗人参にも勝るほど滋養があると言われています。米油は日本の書物などにはあまり載っていませんが、中国人の薬膳の恩師から以前教えてもらいました。粥は生米から作るのが重要なポイントで、水の量は米に対して10倍の量。じっくりコトコト、炊き上げていきます。
 

梅雨の時期は清熱解毒、清暑利水の“緑豆”粥でスッキリ爽快

IMG_2460緑豆といっても、あまり身近に感じられない人もいるかもしれませんが、もやしや春雨の材料になっている豆と言ったら、一気に距離も縮まりますよね。この緑豆、梅雨から夏にかけて私たちの身体にとってもうれしい効果をもたらしてくれるんです。小見出しに清熱解毒、清暑利水と書きましたが、蒸し暑い気候で身体に熱がたまっている時に、余分な熱をとってくれる働きも。したがって、発熱や口内炎、吹き出物でお悩みの方にもおすすめいたします。さらに、利水と書いてあるだけに、むくみを感じる人にもグッド。私の場合は、手足が無駄に熱くて顔や身体がむくんできたな〜と感じた時には、食卓によく緑豆を登場させています。ただし、注意点がひとつ。緑豆は身体の熱をとる=身体を冷やす働き(特に緑豆の皮)があるので利尿を促進させるのですが、その一方でお腹を壊す人もたまにいます。特に下痢などで悩まれている方は食べ過ぎ注意ともいえます。

緑豆の解毒作用で、一命をとりとめたチャングムのお母さん


緑豆は清熱解毒というだけあって、解毒作用にもすぐれています。一例を出すと、ちょいとマニアックですが韓国ドラマのチャングムの中で、毒を飲まされて殺されそうになったチャングムのお母さんを親友がこっそり緑豆を煮だした汁を飲ませて命を助けたというシーンがあります。何を隠そう、このシーンでガッツリ、緑豆=解毒作用と認識できたことは言うまでもありません。この「宮廷女官チャングム」<コンパクトセレクション 宮廷女官チャングムの誓い 全巻DVD-BOX [ イ・ヨンエ ]>には、何かと薬効食品の効果効能が物語の中に出てきます。さほど韓国ドラマに興味のない私でも十分楽しめましたし、薬効食品がストーリーの中に組み込まれているので、すっと頭の中に入ってきて大変勉強になりました。ご興味のある方、あるいは韓国ドラマには興味ないけれど、薬効食品の使い方や中医学を楽しんで勉強したい方などは、ぜひ見てください。

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