薬膳うちごはん

20名お招きしての「初ごはん」会

年明けの1月9日(祝)、初のごはん会を開催しました。久しぶりにまた20名という大量のごはんを作って、クタクタに疲れましたが、ご参加いただいた方々の笑顔をみて感無量。新年にふさわしい楽しい会になりました。

きっかけは「名原ごはんが食べたい!」という人たちの声から


何の気なく、SNSに投稿していた普段のうちごはんが、意外や意外。見てくださっているみなさまの記憶に残ったようで、会う人会う人に、「名原ごはんが食べたい」「食べたい」「食べたい」と言われ続けて早3年? イヤ5年。ずっと笑ってスルーしていたのですが…。


あるきっかけがあって、重い腰をよっしゃと上げました。それが2016年の年末も押し迫ったころ。
せっかくならば、私が卒業した東方薬膳学院の新校舎を、私の周りの人たちにもご紹介したいと考え、場所は「天地・礼心 養生文化館」をお借りすることにしました。場所と自分のキャパを考えたら、20名が打倒。年明け早々に、しかも寒い時期にそんな人数集まるかどうか、全く分かりませんでしたが、おかげさまですぐに満席。キャンセル待ちが出るほどの人気ぶりに、心から感謝したしだいです(写真は、9日にお出ししたお料理の一部です)。

やるからには徹底して! 3大トラブルを乗り越えて!

本番4日前から食材調達へ。わざわざレンタカーを借りて、糸島の知り合いの生産者さんへ無農薬野菜を買いに。かと思えば、そのまま高速道路をぶっとばして、うきはの生産者さんのところにも出向きました。食器もね〜、現場にはコース仕様のもののお皿やお茶碗しかなかったので、白木のトレイを何枚も調達したり、うちの食器を持っていったり。以前、東京・合羽橋で購入してきたものや、チコリなども利用して工夫しました。

そうそう、その前に徹夜で仕込みをしている前日に3大トラブルがおこりました。
1.  キッチンの水道のハンドルが折れて、水が出ない事態に!
→ミネラルウォーターを購入して対応。翌日には友人が2ケース持ってきてくれた。
2,  キッチンの明かりの電球が突然切れた!
→もう暗いまま対応。
3.  ローストビーフなどを作ろうと思っていた低温スチーミング専用のIHの調子がすこぶる悪い。
→一瞬、別の手も考えたが、なんとか騙しだまし使えてできあがった。

どんなことがあってもへこたれず、無事に仕込みを終えて当日を迎えたのです。

クリエイターの友人らの力も借りて、アーティスティックに

ほ〜ら、素敵でしょ? 右はデザイナー&ディレクターの友人が作ってくれた箸袋。今年の干支である酉をモチーフにしたロゴに、達筆な字で「笑門来福」と書いていただきました。さらに、左はデザート。わたくし、パンとデザートといった計量しなければならないものは作れないので、パティシェの友人に頼みました。これがめっちゃ、おいしかった。直前になって、赤司農園さんのおちび桃を使って! なんて無茶ぶりしたのですが、とっても上品に作ってくださいました! ホント、ありがたい限り。みなさまにも大変喜んでいただいたことは言うまでもありません。

何種類の食材を使って、どれだけの料理を作ったかしら? 

とにもかくにも自己満足っていうぐらいに、これでもか〜といったお料理を作りまくりました。もちろん心を込めて! そのかいあって、「愛情たっぷりのお料理でどれもおいしかったです」「みんな笑顔で楽しい会でした」「すばらしい食事会でした。身体にいい食材も美しさは必要ね」「昨日の幸せな余韻が今も残っています。楽しい会をありがとうございました」などなどなど。翌日にはありがたいメールやメッセージがたくさん届き、大変だったけれど、生きていてよかったな〜と思ったものでした。みなさま、心からありがとうございました。
※お載せしている写真は、みなさまからいただいた写真の一部。撮りきれていないお料理もまだありますが、あるだけの写真を公開します!

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