薬膳うちごはん

むくみを通り越して、水太りを感じた時の救世食材・とうもろこしと“南蛮毛”

日本列島もいよいよ梅雨入り。連日、どこそこが梅雨入りしたというニュースが飛び込んできます。こんな時期に多い症状が身体のむくみ。むくみを通り越して、もしかして水太り? と感じている方にぜひとも読んでいただきたい内容です。

ふくらはぎをギュッと押してみて!  すぐに皮膚は戻りますか?


梅雨。ジメジメ&ムシムシ
は普通でさえ不快指数が高まるものですが、こんな時こそご自分の身体の声に耳を傾けて欲しいものです。身体が重いー。なんかいつも以上にふくらはぎがパンパン! いまにも破裂しそう〜なんて人はいませんか? かくいう私も最強のむくみ体質。ふくらはぎをギュッと押せば、すぐに皮膚は戻らずしばらく凹んだままだし、靴下を履けばゴムの跡がいつまでたっても消えません。これは水分代謝がうまくいっておらず、むくみを通り越して水太りの可能性も(>_<)  この時期、いつも以上に身体の声を聞いて、口に入れるものを考えなければなりません。

とうもろこしの丸ごと食いで、むくみ&水太りを撃退!


今時期のむくみ&水太りには、冬瓜やとうもろこしがおすすめ。特にとうもろこしは、できれば缶詰や剝いてあるものではなく、皮つきのものを購入することをおすすめします。なぜならこれにはれっきとした理由があるからです。詳しくはのちほど記すとして、先日私は友人から皮付きのとうもろこしをいただいたので、とうもろこしごはんを作りました。

作り方は簡単で、とうもろこしをそぎ切りにして、白米に混ぜて炊くだけ。この時、そぎ切りして残ったとうもろこしの芯も一緒に土鍋に入れて炊きます。まさにとうもろこし丸ごと食い! 調味料は何も入れなくても、とうもろこしから出たうま味成分だけで十分おいしく仕上がります。注意ポイントは、ただひとつ。とうもろこしはとりわけ鮮度が落ちるスピードが早い食材ですので、買ってきたらすぐに調理することをおすすめします。

とうもろこしのヒゲは捨てないで!  南蛮毛は優秀な生薬のひとつ


とうもろこしのヒゲは決して捨ててはいけません。なぜなら、ヒゲは「南蛮毛(なんばんげ)」といって、利尿効果のある生薬で漢方薬にもなっているほど。使わない手はありませんね。ヒゲを日干しにして煎じて飲むのもいいですが、私はだいたい料理に使っちゃいます。先にご紹介したとうもろこしごはんの中に刻んで入れちゃうこともあれば、下記のようにスープの中に入れることもあります。



今回は残ったとうもろこしでコーンポタージュを作ったので、この中にヒゲを入れました。こちらもスープストックやブイヨンは使わず、そぎ切りしたとうもろこしに、タマネギ、とうもろこしの芯とヒゲを入れてグツグツ煮込むだけ。フィニッシュにブレンダーでミキシングすれば完成です。食材がいいと、余計な調味料は一切必要ありません。粒、芯、ヒゲと…、余すところなくいただきます。食べ終わったころには、幾分かむくみも解消されてすっきりするのはもちろんのこと、とうもろこしにはセルロースという食物繊維が入っているので便通促進や解毒作用も期待できます。薬膳データは体質が水毒・瘀血・気滞、五性は平、五味は甘、帰経は大腸、胃となっています。


これらを踏まえて、ムシムシしていたこの日の朝ごはんは、写真のようにとうもろこしごはん、コーンポタージュ、酢もずく、焼きサバ、野菜サラダにしました。同じむくみでもほてりがある場合は冬瓜を使ったり、もっと季節が夏に近づくと、キュウリやトマト、スイカを登場させたりもします。元々もっている体質や日々の体調に合わせて食材を正しく選び、調理して食べるのが「薬膳うちごはん」。冒頭にも書いたように、まずは自分の身体の声に耳を傾けることからはじめてみてください。

モバイルバージョンを終了