薬膳うちごはん

薬膳うちごはんのお野菜、「野菜やトラキ」の無農薬野菜図鑑(1)

薬膳うちごはんは中医学に基づいた薬膳の叡智に加えて、かかせないのが確かな調味料と生産者さんの顔が見えるおいしい食材です。そのほとんどが、ありがたいことに本業の仕事である取材で出会いました。そこで、我が家に毎月届けてもらっている、福岡県糸島市で無農薬野菜を路地栽培なさっている「野菜やトラキ」さんの魅力をこれから図鑑という名目で連載していきたいと思います。(野菜やトラキさんの許可もいただいています!)

心がときめいた♪ 「野菜やトラキ」さんとの出会い

なんて可愛らしい野菜なんだろう。心がときめくとは、まさにこのこと。とはいえ、まさか野菜にキュンとするなんて…思ってもみませんでした。出会いは2015年1月。ある雑誌の取材で私は、スタッフとともに自然豊かな福岡県糸島市に出向きました。訪れたのは「野菜や トラキ」さん。ここのご夫婦とは初対面だったのに、すぐに打ち解けて和気あいあいとした雰囲気の中でインタビュー。その後、畑を見せていただけることになり、現場に向かったのです。

「わぁ〜すごい。サボイキャベツがある!!」。以前、某フランス料理のスペシャリテを取材していた時にこのキャベツを知った私は、畑で目にすると一気にテンションアップ。まさか糸島でサボイキャベツに出会えるとは思ってもみませんでしたから、驚くやら嬉しいやらで、もー大変。そんな私の言動を見ていたご主人は、「ほら紫カリフラワーもあるよ!」といってちぎってくださいました。それがその時の写真。「紫カリフラワー? 高級スーパーでもなかなか見かけないのに、すごいすごい!」。この時、絶対に宅配をお願いしたいと思いました。


当時、トラキさんは専業農家になってまだ1年も経っていない状態で、宅配しているのは友人知人だけとおっしゃる。ならば強引に「今日から私たちは、もう知り合いですよね?」とグイグイ。私の必死さが伝わったのでしょう。その日から私はトラキーズの一員にしてもらうことができました。この日はあまり野菜がないとおっしゃっていたのですが、買えるものだけ買わせてくださいと懇願。ニンジン、さつまいも、ジャガイモ各種を購入させてもらいました。これらすべて安心安全の無農薬野菜ですからね。もちろん、皮ごと食べられます。ご存知でしたか? お野菜の栄養って極端にいえば中身より皮の部分の方が豊富に含まれていますからね。食べない手はありません。

色とりどりのジャガイモに興奮! こんな楽しいジャガイモ見たことない


この日の深夜、興味本位でジャガイモのひとつを切ってみました。「えぇ〜紫???」「じゃ、これは?」「赤…次はピンク!?」。真夜中に大騒ぎです。こんなに楽しいジャガイモは初めて!  調子にのってこれは? 
あれは? と中身の色を知りたいがばかりに、何のプランもなく輪切りにしてしまいました。無我夢中だったこともありますが、ふと気がつくとジャガイモの輪切りだらけ。さて,これからどうすんの? と我にかえったのであります。


ひとまず火を通しておこうと思い、オリーブオイルでざっと炒めることに。その時にふとひらめきの神様が降りてきました。ちょうど冷凍庫にパイ生地もあるし、キッシュにしよう♪  こんなテンション高の時って、クリエイティブな発想もすぐに浮かぶものです。フツーに具材を入れてもおもしろくないな。だったら、お花に見立ててデコレーションしてみようかしら。ジャガイモだけでは華やかさに欠けるので、ニンジンも輪切りにしてざっと炒め、花びらに見立てて並べていきました。わーキレイ。ニンジンについていた葉ももったいないので、細かく刻んでトッピング。料理って楽しい〜♪ あいにく焼き上がった写真までは撮っていなかったものの、すこぶるかわいらしいキッシュができたことは言うまでもありません。

肉じゃがもトラキ野菜のジャガイモだとカラフルになります(*^_^*)


これはある日の朝ごはん。写真が小さくて見えにくいかもしれませんが、この日のメイン料理は肉じゃが。色とりどりのトラキ野菜を使うと、肉じゃがもカラフルになりますね。おもしろい実験でした(*^_^*)

今回は野菜やトラキさんとの出会い編であり、野菜の詳細まではご紹介でいませんでした。今後は毎月届くお野菜の一部をご紹介したり、時には再度、トラキさんの畑に出向いて追加取材してきたものを『薬膳うちごはんのお野菜、「野菜やトラキ」の無農薬野菜図鑑』として不定期に連載していきます。

ちなみに2015年に取材した某雑誌の掲載はこのような体裁に。もちろん、これはほんの一部で、あと3ページあります(*^_^*) 雰囲気だけでも伝わればと!

この取材を機に、別媒体の取材でもお世話になったり、友人としての交流はもちろんのこと、2016年1月に開催した「薬膳うちごはん」のレッスンにも来ていただいたりして、楽しい親交が深まっています。クリエイティブ心が刺激される、心ときめくトラキ野菜。いまや「薬膳うちごはん」になくてはならない、愛すべき生産者さんです。

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