薬膳の補血に! 簡単【自家製ツナ】の作り方

4月1日。今日から新しい生活のスタートをきったという方も多かったことでしょう。満開の桜が咲く中、入学式や入社式も開催されていたようです。新生活を迎えて環境の変化から、なかには体調不良を訴える人もいると耳にします。

美容と健康に補血作用のある、春にうれしい薬膳うちごはん

薬膳の見地からすると、春は五臓でいうところの「肝」に負担のかかりやすい時期。そもそも「肝」は蔵血(ぞうけつ)作用といって血液を貯蔵する場所でもあり、身体の代謝や解毒、排泄といった機能をコントロールして精神状態を安定させる役割を担っています。

美容の面から考えても、肝の働きはとっても重要。なぜなら、これらの機能がきちんと働かないと、キレイな血が全身に行き届かず、肌あれ、くすみ、目の下のくまに加えて、髪もパッサパサに(>_<)   そこで今日は血を作る食材のひとつであるマグロを使って、自家製ツナを作ってみます。

自家製ツナの作り方

【用意するもの】

・マグロ(お刺身用)2ブロック
・オリーブオイル 適量
・ニンニク 1かけ(半分に切る)
・ローリエ 3枚
・塩 適量
 

【作り方】

1.マグロ全体に塩をふり、しばらく放置。その後、水分をキッチンペーパーでざっと拭く。

2. フライパンに若干多めのオリーブオイルをひき、マグロ、ニンニク、ローリエを入れる。

3. 弱めの中火でグツグツ煮て、マグロの表面の色が変わってきたらトングでひっくり返して火を通す。所要時間はだいたい15分~20分ぐらい。

 
 
4. 3.のあら熱がとれたら、ふた付きのタッパーに入れて保存。


※ 私はここにブラックペッパーをホールごと数粒いれました。お好みでローリエとともにローズマリーを入れてもOK。冷蔵庫に入れておくと2週間ほど保存できますが、だいたいその前に食べてしまいます(笑)

 
【料理の仕方】
・そのままほぐして酒の肴にするもよし。
・ほかの具材とともにパスタやチャーハンの具にしてもいい。
 
わが家では苦みのあるわさび菜や色鮮やかなスイスチャードといった春野菜の上に、ツナをざっくりほぐしてトッピング。缶詰とはまた違った歯ごたえのあるツナが、たまらなくおいしい一品となりました。自家製というわりにはとても簡単ですので、ぜひ作ってみてください。
 薬膳まめ知識
中国では「同物同治(どうぶつどうち)といって、肝の働きをよくするには同じ部位、つ豚、鶏などのレバーを食べるとよいとされています。
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