最近、なんだかブーム化しているスパイスカレー。だからでしょうか? 生徒さんからも薬膳スパイスカレーレッスンのご要望があり、2年ぶりに実施することにしました。以前のレッスン内容はこちら。確か前回のレッスン時のカレーは、モロヘイヤ入りのキーマ。我が家の夏の定番カレーでもあります。今回はどうしようかしら? いろいろ悩んだあげく、ひと口にスパイスカレーといっても、例えばインドカレーでも北と南では全く違います。では、その違いを解説して、比較的作りやすい北と南の代表カレー2種類を作ろうと考えたのです。
上がチャナマサラ、下がチキンカレーです。
ハラール認証食品のチョイスや、
50℃洗い、低温スチーミングの下準備も抜かりなく!
確か前回はインディカ米を使ったので、今回はよりインドに近づけようと、パスティマライスを使うことにしました。ご存知でした? インドではお米は長ければ長いほど高級品なんですって。生徒さんから教えてもらいました。このパスティマライスとチャナダルはハラール認証食品です。当レッスンではできる限り、安心安全の食材を使うようにしています。
スパイス使いのキャリアはなかなか長くなった私ですが、あくまでも薬膳ですので薬効を踏まえたところも、セミナーではきちっと抑えました。あとは、スパイスカレーだからと変に構えず、楽しんで作ってもらえるように、噛み砕いて分かりやすく、分かりやすく! 基本4種のスパイスからほかのスパイスのチョイスの仕方、アレンジ方法まで。レッスン後、ご自宅で再現なさった生徒さんの数からしても、コツは伝わっていたように思います^^
使用する食材はすべて50℃洗いを実施しています。チキンも50℃洗い後、低温スチーミングをかけて下準備しておきます。肉は灰汁がきれいにとれるのでおすすめです。
カレーリーフはやっぱりフレッシュが一番!
このような食材が手に入りやすくなったのブームの要因か?
カレーリーフはドライのものは常備していますが、やっぱりフレッシュが一番。テンパリング時の香りが全然違います。川辺農園さんが作ってくださっているので、今は気軽に福岡でも手に入りますが、以前は沖縄や東京(蔵前)からわざわざ買ってきたりしたものです。こういったものが身近に手に入るようになったのも、スパイスカレーブームを盛り上げているいち要因なのかもしれません。
ちなみに、私がスパイスカレーを作り始めたきっかけやスパイスの入手先などを書いた記事はこちら です。
テンションがあがる華やかな食卓に!
そのためには工夫を凝らしたスタイルングも大事♪
スタイリングを考えた時、「カレーって意外と地味だよなぁ。せっかくなら、テーブルに並べた時にわぁ〜とテンションが上がるように華やかにしたい!」と思った私は、パイナップルをくり抜いてお皿にするアイデアが浮かびました。その中にライタ(インド料理のサラダ)を入れちゃえばいい。また、カプレーゼも切って並べるのではなく、モッツァレラを挟んだトマトをピックで刺しちゃえばよいのだ! と閃きました。
「わーい、パイナップルのお皿だ!」
「こんな発想、思いつかない!」
と生徒さんからも好評を博した模様。こういった感嘆の声が聞きたくて、私は毎回、がんばっている気がします笑。くり抜いた中身のパイナップルは、甘麹とともにラッシーに仕立てました。
ちょっと工夫したのが功を奏し、なんとも華やかな食卓になりました。スパイスカレーだけではなく、アチャールやライタ、ポリヤルなどのインド料理を加えたこともよかったと思います。どれもとっても簡単なメニューなので、日々のごはんにも取り入れられるかと思います。
薬膳レッスンは毎月実施しております。詳しくはこちら。過去のメニューの再受講もご要望があれば単発でも組みますので、気軽に「お問い合わせ」からお知らせくださいませ。
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