日本一に輝いた長崎和牛を堪能!

絶景のロケーションで、日本一に輝いた長崎和牛の鉄板焼きを堪能!


2018 年1月下旬。長崎ハウステンボスのシンボルタワー・ドムトールンを目下に、とても幸せな気持ちで頬張ったのは、焼きたてアツアツの長崎和牛。ひと噛みするとジュワーと肉汁の旨味が広がり、脂身の甘味とほどよく絡まっていきます。あまりの柔らかさに、数回の咀嚼でとろけてしまったほど。サシと赤身のバランスが絶妙なので、これなら肉があまり食べられなくなった祖母でもおいしく味わえるのかもしれない。これが長崎和牛の第一印象でした。

この日やってきたのは、ホテルオークラJRハウステンボス内にある鉄板焼き「大村湾」。目の前に大きな鉄板が配され、シェフ自らが調理してくれる、いわば特等席です。上の写真は手前がヒレで奥がサーロイン。見事なサシの入り方に、しばし見とれてしまいました。

みなさんもご存知のように、長崎和牛は5年に一度の和牛のオリンピックと呼ばれる「第10回全国和牛能力共進会」で、最高の内閣総理大臣賞を受賞したブランド牛。これを長崎が誇る三川内焼の器とともに楽しめるのが、同店の「料理長のこだわりコース〜日本遺産“三川内焼”を器に〜」。この素晴らしいローケーションといい、食材といい、食器といい、なんとも贅を尽くしたコース料理になっています。

 

日本遺産の“三川内焼”も美しい、長崎和牛の料理長こだわりコース

この日はプレスの試食会ということで、その中のオードブル、A5ランク長崎和牛のフィレとサーロイン、ビーフガーリックライスを堪能させていただきました。

約400年の歴史を誇り、平戸藩の藩窯として幕府に献上した三川内焼は、高度な技術が魅力。透かし彫りやひねり物、細工物といった繊細で優美な三川内焼は佐世保市内にある三川内焼美術館で鑑賞することができます。

フランベの炎の先には、大村湾が望めます。なんという素敵なロケーションなのでしょう。


上の写真はガーリックライスを作ってくださっているシーンです。先に見えるのは、ハウステンボスのシンボル・ドムトールン。思った以上に箸が進むガーリックライスは、あっさりとした醬油味。個人的には調味料に使った秘伝のタレが気になりましたが、残念ながら詳細は企業秘密でした。お米は長崎県産の「にこまる」を使用。ほどよく弾力のあるおいしいお米でした。

私事ですがこれまで食の取材を山のようにしてきて、ブランド牛もそれなりに佐賀牛、伊万里牛、宮﨑牛、あか牛、隠岐牛、但馬牛…など、たくさん食べてきました。いま振り返るとなかにはサシが強すぎて胃がもたれ、しばらく牛肉を食べられなくなった時期がありましたし、はやまた赤身の入り具合が好みの肉に出会い、牛肉をたくさん食べていた時期もあります。いろいろ食べたからこそ声を大にしていえるのですが、和牛をひとくくりにしちゃいけない!  それぞれに個性があり、特徴があるということを忘れてはいけません。さらに和牛と国産牛もしかり。一見似たような印象を持ってしまいがちですが、実は全くの別物。ここを説明していると長くなるので、ご興味のある方はこちらの記事を読んでみてください。

★和牛と国産牛の違い…こちら

先にも申し上げましたが、私が感じた長崎和牛の印象は、サシと赤身のバランスがとてもいいこと。もちろん、一口に長崎和牛といっても長崎で育ったという共通項があるだけで、繁殖農家さんや肥育農家さんの場所も違えば、環境、餌や水もそれぞれ異なるので多少のアタリハズレはあるのかもしれません。しかし、少なくとも長崎和牛を扱うショップがこの数年で格段に増えたこと耳にすると、この感覚もまんざら間違っていないような気もします。ちなみに、長崎和牛を指定できるお店はこちらになります。ぜひチェックしてみてください。

★長崎和牛を指定できるお店は…こちら

今回は食べるだけではなく、せりの見学もさせてもらえることになりました。花や魚のせりの取材経験はあっても、生肉のせりは全くの初めて。あまりにも無知すぎて、「せりの途中に牛さんと目が合ったらどうしよう…」と要らぬ心配もしたのですが、何のことはない。せりは解体された枝肉で実施されていました。詳しくは…次回へ続く!
 
 

<取材協力>
ホテルオークラJRハウステンボス、三川内焼美術館
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