4月1日のクッキングレッスンから、あろうことか記事アップが1ヵ月以上も経ってしまいました。今回は本業の仕事で御縁のあった酵素ドリンクのメーカーさん2社さまに協賛いただくなど、いつにも増して盛りだくさんな内容になりました^^;
春の食養生のテーマはデトックス。そこでファスティング前の準備食のメニューを考案!
「春になると気候の上昇とともに、陽のエネルギーが…」と、今回は前回の反省材料を元に、しっかり薬膳のプチセミナーを実施いたしました。詳細はレッスン料を払って受講してくださった方々に申し訳ないのでここでは割愛いたしますが、大雑把にいうと陰陽五行の簡単な解説からスタートし、五行色体表から春の不調を導き出して、いかにデトックスが大切なのかという中医学の理論を解説。今回は意識して春に注意して欲しい「酸」の正しい使い方をきっちり説明させていただきました。この解釈、市販の薬膳の本ではよくまちがった解釈で記載されているので、ここはきちっと押さえておきたくて。丁寧に!
その後、これまで美容取材をしこたましてきた私ならではの理論で、より確実な春のデトックス方法として自らも体験済みのファスティングをご紹介。簡単なやり方とともに、自身の体験談をお話しました。よって、今回のメニューはファスティングの準備食でも使える、“まごわやさしい”食材で構成しました。
ちなみに、“まごわやさしい”とは…
・い…芋、じゃがいも、さつまいもなど
やりすぎ感満載のメニュー構成。食材もホントにたくさん使いました!
なんと今回は春の食養生に見合った食材かつ、“まごわやさしい”の全部の食材を使ってメニュー構成をしてみようと考えたわけですが、まぁ〜相当頭を悩ませ、久々に産みの苦しみを味わいました。動物性たんぱく質を使わずに、いかに満足してもらえるのか…いま振り返っても、いったいどれだけの食材を使ったことでしょう!
・【ウェルカムスープ】グリンピース+枝豆+空豆のグリーンポタージュ
デコレーションに花を添えてくれたのは、やました農園で仕入れてきたエディブルフラワー♪
今回、食卓のスタイリングで文字通り華を飾ったのが、完全無農薬のエディブルフラワーです。久留米でいちごの無農薬栽培をしている、やました農園さんから仕入れさせていただきました。
写真はポリジー。本来は地中海沿岸に自生する一年草で、花は料理の飾りなどに利用できることから今回は、ブロッコリーとイカの無農薬生姜入りドレッシングがけのデコレーションに加えました。
黄色い花は我が家のベランダ菜園で咲いた水菜の花です。後日、記事にしたためますが、久留米のやました農園さんに出向いて以来、あえて野菜の花を咲かせて料理に使うことを覚えた私は、うちでもやってみたわけです。するとこのように美しい花を咲かせてくれました。こちらも完全無農薬ですので、今回のお料理にはボリジーと水菜の花をデコレーションに使いました。
さらに、彩りに使ったベビーリーフには、これまた我が家のベランダ菜園で育ったレッドソレル。以前、無農薬栽培なさっている「野菜やトラキ」さんに株分けしていただいたものを大事に育てて、繁殖させたものです。ちょっとした彩りに使えるんですよね。そんなこんなで、お皿の上で春らしいスタイリングをしたくて、今回は無農薬のエディブルフラワーやハーブ類をふんだんに使いました。こういった可愛らしいあしらいができるのも、春ならでは。存分に楽しんでいただきました。少々長くなってしまいましたので、続きは「4/1(土) 春の食養生レッスン(2)」で!